小嶋工務店

頭が低くて、ねばり腰。高い志を抱き続ける。
こういうリーダーがつくり出す住まいには、満足を超えた「感動」がある。

小嶋工務店 小嶋 智明

ABOUT HIM

1968年府中市生まれ。その3年前、1965年に府中市新町で父親が創業した会社が、2015年に創業50年を迎えた。昨年テレビ東京「ガイアの夜明け」でTOKYO WOOD普及会の取り組みが紹介され大きな反響を読んだ。当人は「飲みにいけなくなった」と笑う。

「数十年後の顧客」と対話する。

あなたは分譲派ですか? それとも賃貸派ですか? 戸建て派ですか? マンション派ですか? 住まいの話である。個性、ライフスタイルからくる理想の暮らし方は十人十色だから、こういった問題には正解というものはない。一方、家というものそのものに目を向けると、機能・品質の差は明確にある。そんななかでは、高品質派か低品質派かなんていう派閥はない。誰もが「そりゃあ、いいほうがいい」に決まっている。要するに全ての人が高品質派である。にもかかわらず、住宅の品質におけるわかりやすい基準がないのか、あっても知らされていないのか、素人が住宅の品質を評価することはかなり難しい。予算的にも制約がある。やっぱり良いものは高い。すでに家を購入した方のなかでは、慎重に慎重を重ね、検討に検討を重ね、交渉に交渉を重ね、結局「悪いものを高く買ってしまった」と感じている方も少なくないはずだ。
東八道路から少し府中側に入ったところに本社がある小嶋工務店。戸建て住宅のなかでも、最初からプランと価格が決まっている建売住宅ではなく、その家族のライフスタイルにあわせてプランをつくり込んでいく、「注文住宅」を仕事とする会社だ。首都圏の新築着工棟数は減少傾向にあるが、この会社はそんななか、順調に業績を伸ばしている。不況のなかでの業績拡大と聞くと、住宅業界の場合よくあるのが、強力な営業組織の強引なセールスによる急激な拡大、そして無理がたたっての一気の倒産。そんなことをどうしてもイメージしてしまうのだが、実はこの会社はそういった会社とは全く違う。着実に一歩一歩成長している。おそらく今後、この会社には、世の好不況は関係なくなるだろう。代表の小嶋智明の人柄に触れると、誰もがその理由を即座に理解できるはずだ。
「お客様に怒られたくない」。これが小嶋の仕事のモチベーションだという。これは、単にクレームを受けたくないという軽い意味ではない。クレームとしてでてくるお客様の不満は氷山の一角であり、水面下には多くの口には出さないお客様の不満がうずたかく積まれている。だから、小嶋は小嶋工務店の仕事でお客様に少しの不満も抱かせたくない。もっと言うと、10年後、20年後、30年後も変わらず、最大の満足を持ち続けてもらいたい。これは、注文住宅の会社にとっては、実は大変高いハードルだ。
「大切なものは目に見えない」── 童話「星の王子さま」の有名なフレーズだが、お客様が住んだ後に心に抱く不満、何年たっても感じられる満足、そういった「人の心」は目には見えない。そんな見えないものと対話しながらつくる住宅は、今見えているものにしか興味のない人にとっては、単なる「やりすぎ」「杞憂」だとうつるかもしれない。でも、実はこれは杞憂ではない。小嶋工務店の家は長寿命住宅供給システム認定事業だが、実はこれをクリアしている会社は小嶋工務店を含め日本に5社しかない。これは、この国の大部分のハウスメーカーや工務店が、目の前の家を買うお客様とは対話をしているが、数十年後にこの家に喜びで住み続けているお客様との対話はしていないということを意味しているのかもしれない。
お客様の言う通りに、または他のハウスメーカーや工務店の基準にあわせて家をつくること、それは結局お客様を怒らせる(悲しませる)ということがわかっているからこそ、小嶋は「現在(いま)ではなく、数十年後にお客様に怒られない小嶋工務店独自の仕事」に今日もこだわる。

東京の木で家を建てることの意味。

住宅という目に見えるもののなかにも、見えないけど大切なものが存在する。それが構造部分、特に「基礎」である。多くの住宅では、まずここから機能が失われていく。住宅の資産価値で見ると、多くの住宅は驚くほど短命だ。にもかかわらず、「百年住宅」を訴求する会社のなんと多いことか。はっきり言うと、この広告的メッセージには、根拠も裏付けもない。長寿命住宅にこだわる小嶋は常にシビアにデータをとっているのでよくわかる。詳述はしないが、小嶋工務店や展示場で定期的に行われている「家づくり勉強会」でこういったデータは常に公開している。
見えないけど大切なものは他にもたくさんある。例えば外断熱工法。高い断熱性や気密性をもつ「ソーラーサーキットの家」がもたらす、家のなかの「良質で快適な空気」。……小嶋工務店の家のスペックをこれ以上語ると膨大な量になってしまうので、ここでやめておくが詳細はホームページで確認することができる。
小嶋は誰に対しても頭が低い。しかし、内に秘めたその志は高い。なんとしても、そしてどんなに時間がかかっても、ヴィジョンを語り続け、仲間との信頼関係をつくり、物事を成し遂げていく。そんな男だ。そんなことが垣間見えるエピソードのひとつが、小嶋自身が草の根的な動きの末、2009年に立ち上げた「TOKYO WOOD普及協会」だ。地産地消、地元東京・多摩の木で家を建てることをコンセプトとした協会。今では多摩地域の22社が参画している。かつて東京の奥多摩には、真っ直ぐで家の柱や床材に適した良い木がたくさん育成されていたが、安価な外国産の輸入に頼った結果、林業が衰退し、山が荒れ、毎年多くの人を悩ます花粉症の原因ともなっていた。小嶋は、日本の林業を守りたい、そして自身の会社や、地元の同業他社においてもよりクオリティの高い住宅をつくるべきだ ── そんな思いで多くの林業・製材関係者に呼びかけていった。思いのほか受け入れられず苦労したという。しかし、あきらめずに何度も語り続け、長い時間をかけて、ひとりまたひとりと同志を増やしていった。今では活発に機能するチームとなった。この協会が、業界でも噂を呼び、テレビ東京「ガイアの夜明け」という番組でも取り上げられた。
小嶋工務店の社内の壁には、所狭しとお客様からの感謝の言葉が貼られている。そこには「ありがとう」だけではなく、親が子を見守るような温かな心が感じ取れる。家への深い満足が、感謝を超越して、あきらかに小嶋工務店を守ろうとする応援団になっているように見える。この純粋無垢な工務店、ハウスメーカーのことを一人でも多くの人に知ってもらいたい。そんな思い。
ひょっとしたら、小嶋の「お客様に怒られたくない」という言葉は、この応援団(親ともいう)から、怒られてしまうような恥ずかしい仕事はしないという意味なのかもしれない。

INFORMATION
ABCハウジング 立川住宅展示場の2棟のモデルハウス、本社ショールーム(8月リニュアル予定)でお待ちしています。
本年12月には本社近くに「TOKYO WOOD 宿泊体感モデルハウス」が完成予定です。

■ 立川第一展示場
東京の「多摩の木」をふんだんに使用した外断熱工法の展示場です。
TEL.042-527-4567

■ 立川第二展示場
大地震の備えも万全の「免震外断熱の家」。和室は古民家風に仕上げるなど、木と自然素材の落ち着いたぬくもりのある空間です。
TEL.042-527-3322

立川住宅展示場
〒190-0015 東京都立川市泉町935-1 ハウジングワールド立川内

■ 本社ショールーム
2015年8月に「TOKYO WOODの森」に完全リニューアル予定。

本社
〒184-0013 東京都小金井市前原町5-8-15
TEL.0120-79-5610
http://www.k-kojima.co.jp/

ACCESS
小嶋工務店

東京都小金井市前原町5-8-15
営業時間/10:00~18:00

TEL.
0120-79-5610